このページでは技術系社員の仕事内容についての詳細をご覧いただけます。
製袋機という機械の開発・製造に求められる技術分野は幅広く、機械設計や電気設計、ソフトウェアの開発、技術サービス等々、幅広いエンジニアリング分野での活躍の場が用意されています。
製袋機という機械はあまり一般的ではありませんが、ロール状に巻かれたプラスチックフィルムから、1分間に200袋以上の袋をつくり出す多軸サーボモーター搭載の自動化装置と考えてください。
下図は営業活動から出荷まで、当社の業務の流れを示したものです。各セクションごとの業務内容の詳細については下記A~Dの項目をご参照ください。
トタニでの業務詳細
A機械設計お客様のご要望に応じて仕様を決定し、高品質・高耐久な製袋機の基礎をつくりあげる |
---|
強度計算、機構設計、静的・動的力学計算、モーター選定、センサー・電磁弁、その他計装品選定、3D CAD(Solidworks)を使っての設計検討、部品図面・部品リスト作成→出図→組図作成→加工フォロー~装置としての組立て指導~運転調整・不具合箇所修正~出荷技術資料作成、新規装置の客先との打ち合わせ、仕様決定、出荷後の製袋機に対する改良・改善。 |
B電気設計機械の各部をつなぐ動脈・神経を設計し、一つの機械として組みあげる |
回路設計、電装品選定、電気実装設計、ハーネス設計。盤内配置図、ハーネス加工図を3D CADを用いて3次元的に設計。国際的な電気規格・安全規格への適合。 |
C開発 高速、高精度、高品質な製袋機の可能性を求めて |
ソフトウェア、ハードウェア(基板設計、回路設計、電装品選定)の開発。画像処理・応用センサー装置・データ通信の開発。新規開発品の設計・試作・プログラミング・立ち上げ。インターネットを介したシステムの開発。 |
D技術サービス お客様のための製袋機に仕上げ、顧客満足度を高める |
製袋機の運転調整、客先への納入と操作説明を初め、製袋機の改良、試作、顧客への技術指導、運転調整、クレーム処理。新規開発製品の試作、試運転および改良を担います。展示会での装置の運転と説明、客先説明、説明資料作成など「コミュニケーション力」も必要なトタニの顔となる業務です。 |
開発部門のハード系/ソフト系業務詳細
ハード系
1. 電子回路設計 |
---|
|
2. テスト装置・計測開発技術 |
特性評価、機能評価のためのテスト装置、評価方法の開発、設計。具体的には加速度、振動の計測、微少変位の測定、モーター軸回転速度の計測、温度分布の測定等、各種物理量の測定方法、評価方法を開発、確立する |
3. 2次元画像認識技術 |
各種センサー装置に関連するハード・ソフトウェアの開発 |
4. パワーエレクトロニクス応用技術 |
サーボモーター、インバーター等パワーエレクトロニクスを応用したアクチュエーター類の駆動方法、実装方法の開発、設計 |
ソフト系
1. ソフトウェア開発技術 |
---|
1) C言語または他の高級言語による制御プログラムの開発。制御の対象はサーボモーター、インバーター等のアクチュエーター類、並びにロボット。 2) GUI志向のマン・マシン・インターフェイスの開発、設計。 3) 市販・自社開発ハードウェアと密接に関連したソフトウェアの開発。EtherCATマスターを用いたサーボ駆動、GigEカメラ制御等。 4) インターネットを介したリモートプログラムアップデート機能やリモートメンテナンスシステムの開発。 5) サーバサイドスクリプトやデータベースを用いたブラウザベースアプリケーションの開発。 出荷プログラムの管理システムを社員が使いやすいようにカスタマイズ、お客様工場に設置するトレーサビリティシステム(トタニDCS)の開発等。 |
2. シミュレーション技術 |
ソフトウェアによるハードウェアモデリングを通じて、ソフトウェア、ハードウェア混在のコシミュレーション技術の開発。具体的には、C言語等のプログラミング言語を用い、MATLAB、SIMULINK等の制御系シミュレーションとリンクさせながら、ハードウェアのシミュレーション、さらに制御ソフトウェアを含めたコシミュレーション環境の実現を行う |