高品質のプラスチックフィルム袋を高速でつくることは難しい…
だからこそこだわった独自技術の開発。
製袋機とは、ロール状のプラスチックフィルム(原反)を引き出し、加工し、最後にカットして一つの袋にする機械です。どのような袋の形にするかはさまざま ですがフィルムを引き出した後、曲げたり、中央で切り分けたり、縦方向や横方向にシール(熱圧着)をしたりしながら袋を造る=製袋していくことになりま す。一枚づつの袋に切り分けるのは最後の工程ですから、それまではフィルムはつながったまま加工されているのです。多くの袋を効率よく早く造る=生産性を 上げるにはこの長いフィルムをすばやく正確に移動させていく必要があります。
しかし強いとはいえプラスチックフィルム(原反)は薄く伸びやすく、弱い素材。それゆえ、最終工程でカットする時もうまく目標の寸法どおりにならない、う まく切り離せないなどの不具合がでてくることにもなりかねません。シール(熱圧着)をする時間も生産性を上げようとすると長くはとれません。こうした問題 を解決していかないと袋のサイズが微妙に違う、シールが弱くすぐ袋の口が開いてしまう、切り口に危険なバリがあって怪我をする、といった品質の悪い袋がで きてしまうのです。
一目瞭然!動画で見るトタニの製袋機
「高品質の袋を高速で造ること」は難しい。
トタニの製袋機は、こうした問題を独自に技術的な工夫で解決してきました。例えば写真のBH-60Dは 高強度、高品質の三方シール袋を<最大240ショット/分>で造れる高速製袋機です。この製袋機には全長の長い機械でも正確にフィルムをコントロールでき る、トタニ独自開発のサーボモーター制御技術とテンションコントロール技術、ヒートパイプによるヒーターの温度管理技術、強度が高く、美しいシールを実現 する「シール時間設定機能」や、トタニ独自の画像処理技術で美しくバリのない袋の丸角(コーナーカット)を切り出す「リアルタイムシャー制御」などなど、 多くの独自技術が詰まっています。さらにトタニの技術サービス担当者による製袋機の据付や入念な調整もまたこの独自技術をしっかりと支えています。
次の独自技術を生み出すチカラに。
これらの技術はそれまでに類のなかったものです。トタニは「どうすればこの問題を解決できるか?」を考える時、モノまねをせず、世の中になければ自ら開発 し、造るという姿勢を創業以来持ち続けてきました。それはとりもなおさず顧客の立場になって問題を解決していこうという姿勢にほかなりません。自らの工夫 やアイデアがカタチになっていく面白さ、独自技術の開発という醍醐味をトタニで経験してください。