Productsトタニの製袋機

Frequently Asked Questionsよくあるご質問

トタニ製袋機の基本的な仕組みや、軟包装素材、製袋機の歴史等についてのよくあるご質問をまとめました。

トタニ製袋機の基本的な仕組みや特徴、安全性等についてのご質問を掲載。

トタニ製袋機の特徴を知る ~基本のしくみ~
  • 製袋機は写真で見ると全長の長い機械ですが、なぜ長いのでしょうか?
  • 製袋機はまずロール状のフィルム(原反)を引き出し、加工し、最後にカットして1枚の袋にするまではフィルムはつながったままです。どのような袋形状にするかにもよりますが、フィルムを引き出した後、曲げたり中央を切ったりしながら、縦方向や横方向にシールをしていきます。製袋機のスピードアップによる生産性の向上を図るために、そのシールには多くの時間をとれません。そこで1本のシール線を複数回シールをすることで対応していますが、そのためにはヒーター間のスペースを確保することが必要となのです。それゆえ機械の全長は長くなります。また、付加価値の高い袋を造るには様々なオプショ ン装置も必要ですので、そのスペースも必要となります。
  • 袋をつくる基本的な工程を知りたいのですが?
  • 三方シール製袋の場合でご説明すると、ロール状のフィルムを引き出して、フィルムの中央を正確に切断して2枚に分けた後、上下方向に一旦分離し、再度2枚を上下か合わせます。さらに「ダンサー」という装置にフィルムを通して、連続で送り出されていたフィルムの流れを、間欠的なフィルムの流れに変換します。間欠的な動きになりフィルムが「一瞬止まっている間」に、まずフィルム流れ方向に平行したシール面を、熱したシールバーでプレスしてシールします。
    次の間欠送りでシール部をプレス冷却し、さらに、フィルム流れと直角方向のシール面も同様にシールしていきます。普通の三方シール製袋でも最低2回のシールが必要で、レトルト袋や詰め替え洗剤などの場合は、3~4回のシールを行います。高速運転時は冷却も1回ではなく2回行う事が一般的となっています。最後に印刷位置を検知して、求められる袋の寸法に正確に1枚ずつカットし、袋が完成するのです。
  • 材料になるフィルムは、まずおおむねつくりたい袋の大きさにしてから、シールなどの加工がされるのですか?
  • 基本的にはそうです。三方シールの場合でいうと、一列取りの場合は(袋寸法×2)+αの幅で、多列取りの場合は(袋寸法×2)×列数+αの幅で、センタープレスの袋では、全て一列取りですので(袋幅+シール幅)×2+αの幅であらかじめカットすることになります。
  • 「横ヒーター」というヒーターが2~3か所あるように見えるのですが、1か所ではだめなのでしょうか?
  • 基本的には1回のシールで熱溶着できますが、シールに必要な時間があまりにも長くなってしまいます。生産スピードを高め、効率よく製袋するには、複数回のシールをする事が合理的で一般的です。
  • カタログを見ると「冷却器」があるようですが、どこを冷やすのでしょうか?またなぜ冷やす必要があるのですか?
  • ラミネートフィルムの製袋機では、基本的なシール方式は熱プレスシールです。フィルムの上や下から高圧で熱プレスし溶着を行うため、シール面やシール端に熱による縮みやシワが発生します。そこで、シール幅よりも幅の広い冷却板で圧力をかけて冷却することで、袋の平面性を改善しているのです。こうすることで、中身を詰める充填工程でのトラブルを防止できます。
  • お茶のパッケージなどには袋の横に「マチ」が付いていますが、あれも製袋機で付けるのですか?
  • そうです。「マチ」部分に見られるシールを「柱シール」と呼びますが、飾りではありません。柱シールをする事で、中身を入れた時に軟質なフィルム袋のコーナーに柱を付けたような、しっかりした感じになります。
トタニ製袋機の特徴を知る ~制御編~
  • 製袋機は写真で見ると全長の長い機械ですが、こんな長い機械で薄い材料フィルムを高速で送れるのはなぜ?
  • トタニの製袋機は全てサーボモーターによるフィルム送りというしくみで、正確にフィルムを送ることができます。また、フィルムを送る毎に自動的にテンションコントロールも行っています。トタニ独自開発のサーボモーター制御技術とテンションコントロール技術をミックスして、全長の長い機械でも正確にフィルムをコントロールできるのです。
  • ホームページやカタログに「3サーボ」といった記述がありますが、サーボとは何でしょう?
  • サーボは「サーボモーター」の略です。サーボモーターが普通のモーターと違うのは、モー ターの回転速度が単に速いか遅いかというだけでなく、1回転する間に自由に回転速度に変化を付けることも可能だという点にあります。一言でいえば、コンピューターの指示でその通りに回転速度を可変できる頭脳を持ったモーターです。
  • 「3サーボ」とは何と何を制御しているものですか?
  • 例えば三方シールの製袋機では、1台をヒーターの上下運動コントロール用に、2台をフィルムを送るゴムローラーなどを厳密にコントロールすることに使い、精度の高い袋を加工しています。
  • 「3サーボ」と「4サーボ」の違い、メリットはどこにありますか?
  • 例えば三方シール製袋機の場合、標準機では3サーボですが、標準機にオプションでチャック装置などを装備すると機械の全長が長くなります。当然フィルムは伸び縮みしますから、長い距離を何も制御しないまま送っていくと、フィルムの蛇行などの問題を発生させる要因になります。そこでフィルムをグリップして送るゴムローラーを増設して、ゴムローラー間のフィルムのテンション(張り)を自動でコントロールします。そのゴムローラーの駆動にサーボモーターを増設し4サーボにしているのです。
  • 「4サーボ」といったしくみは、他社の機械にはないトタニ独自のしくみでしょうか?
  • 他社の製袋機では殆ど見かけません。4サーボ機があったとしても、特別仕様扱いのメーカーが多いようです。トタニでは標準オプションとして扱っていて、市場で多数の製袋機が稼動しています。トタニには「5サーボ」、「6サーボ」という機械もあります。
  • シールの時間とフィルムを送る速度を別々に調整できる機種はありませんか?
  • 現在生産している製袋機のほとんどが、「シール時間のコントロール」と「フィルム送りコントロール」を個別に調整できます。シール時間のコントロールに、「待ち時間」という概念を持ち込んだのはトタニが初めてです。これはトタニの特許となっています。
  • このサイトを見ると「シール待ち時間」や「シール時間設定機能」「パウダーブレーキ」など独自技術の制御システムがあるようですが…
  • 「トタニのモノづくり」コーナーで詳細な情報をご覧ください。

    「トタニのモノづくり」コーナーを見てみる

  • コントロールパネルではどのような設定や運転中の監視・情報管理ができますか?
  • シール時間設定、フィルム送り加速度、待ち時間、温度設定等が基本項目です。断線警報やサーボモーター異常など、 基本的なトラブル項目は画面上に内容を表示して、警報を発するようになっています。
  • 製袋機独自のいろいろな設定はどの程度自動化されているのでしょうか?
  • 過去に一度使った設定画面は、パソコンに保管しておけば何回でも引き出して使用できます。使用頻度が少なければプリントアウトしておく事も可能です。さらに複数の製袋機を一括管理したい場合は、別に1台のパソコンを用意すれば、オンラインで複数の製袋機の設定が行え、一元管理する事ができるオプションも用意しています。
  • 高速製袋と記述がありますが、トタニの製袋機の袋がつくれる速さを教えてください。
  • 「製品情報」で各機種ごとの製袋速度をご覧いただけます。

    「製品情報」で各機種ごとの製袋速度を見てみる

トタニ製袋機の特徴を知る ~シール技術編~
  • シールに用いるヒーターの温度設定は簡単にできますか?
  • 全てのヒーターの温度はコントロールユニットの画面に一括表示され、ナンバーが表示されます。カーソルを表示されたヒーターの横に移動させて、スイッチを1回押せばヒーターがON、もう1回押せばOFFとなります。ON/OFFの状態は色でも識別できます。
  • シールの時間は簡単に設定できますか?
  • 簡単です。画面に表示された「シール」という表示にカーソルを合せ、+-のスイッチを押すとシール時間の増減が簡単にできます。
  • トタニの製袋機はシール用のヒーターにも独自の工夫があるということが書かれていますが?
  • トタニの製袋機は、シール用のヒーターにヒートパイプを装備しています。シールをする際、フィルムに熱を奪われたシールバーの表面の温度は、他の部分に比べ急激に温度が降下します。この降下を速やかに戻すためには、熱伝導の良い素材と熱伝導を助けるヒートパイプが非常に有効なのです。
  • カタログを見ると、シール用のヒーターの後に「冷却器」があるようですが、どのようなしくみなのでしょうか?
  • 熱伝導のよいアルミ合金でできたた冷却板です。内部に水が通る通路があり、熱溶着した後のシール部の余熱をここで吸収しています。
  • 今までの機械では「チャック」を袋にシールすると周辺のフィルムがシワになり、不良品が増えていた。トタニの製袋機は大丈夫?
  • 確かに袋口にチャックをシールする場合、対策のとられていない機械では、熱でチャック周辺のフィルムがシワになっていました。トタニでは、この問題を解説するために、「強制冷却方式」の「チャックシールプレート」を装備しています。これなら連続してチャックをシールしてもシワになったり、オーバーヒートすることはありません。
トタニ製袋機の特徴を知る ~機械精度・安全管理編~
  • 「ミクロン単位でトムソン刃の高さは調整が可能…」という記載がありますが、こんなこと可能なの?
  • 「Kiss Touch」といい、形抜きのトムソン刃が下の受け台に「キスをするような」タッチで触れる、微妙なカット刃の制御を実現しています。100~200ミクロンというフィルムを確実に切断し、また下の台やトムソンの刃を痛めないためには、刃の高さがミリメートル単位でしか調整できないのではトムソン刃、下台ともすぐに使用不可となってしまうからです。
  • 刃物や高温のヒータが動く機械ですから、安全対策が気になるのですが。
  • 高速で上下する刃物やヒーターは確かに危険です。トタニの製袋機では、仮に間違って指を入れた場合や、硬いものが入った時は、切る力をエアーシリンダーで逃がす構造になっています(標準装備)。また、ヒーターは頻繁なシール用のバー交換の必要があり、安全対策は非常に難しいのですが、ヒーター上下運動時には必要以上の隙間が開かないように設計されていますので、十分に安全を確保できています。
トタニ製袋機の特徴を知る ~ラインアップを見る~
トタニ製袋機の特徴を知る ~新製品への質問~
  • このサイトで「インライントムソン」製袋機のことを知りましたが、これはどんな形の袋でもつくれますか?
  • ほとんどの形状に対応できます。直線、曲線、尖った形状など、様々なインラインカットが安価にできます。ただしトムソンカット部の範囲に限定がありますし、袋の最小最大寸法に制限があります。詳細は下記のメール、FAX、お電話でお気軽にお問い合わせください。
  • 新聞で「生分解性フィルム対応の製袋機」のことを読みました。素材フィルムのメーカーとの共同開発もおこなっているのですか?
  • 新しく生まれたフィルム素材の場合、袋にするための製袋特性などは、実はフィルムメーカー側でも分からない事が多いのです。こういった場合、フィルムメーカーからの依頼で、製袋の方法などを共同で開発する事があります。
  • このサイト内には「次世代の角底袋」という記述がありますが、これはいままでの角底袋とどう違うのですか?
  • ひとことで言えば、従来の角底袋より大きなサイズで、強度が高く、自立性も密閉性も高い角底袋が、低コストで造れるようになったという点です。
    詳細は「トタニからのご提案」をご覧ください。

    トタニが推奨する角底袋(ボックスパウチ)のメリットを見てみる

トタニの製袋機・導入のご相談
  • トタニの製品を見学したいのですが可能でしょうか、またどこへ連絡すればよいでしょうか?
  • 京都本社にて該当機種がある場合などには、見学していただくことが可能です。詳細は下記のメール、FAX、お電話でお気軽にお問い合わせください。
  • 製袋設備の更新を考えています。トタニの製袋機の場合、標準機からある程度の仕様変更も可能なのですか?
  • 可能です。各仕様ごとに対応させていただいております。個別にご相談を受け賜りますので、下記のメール、FAX、お電話でお気軽にお問い合わせください。
  • 新たに出たオプションを、手持ちのトタニの製袋機に付けられるかどうかの技術的な問い合わせ窓口は?
  • 本社の営業部がお話をお伺いいたします。詳細は下記のメール、FAX、お電話でお気軽にお問い合わせください。
  • 新たに製袋機を導入する場合、価格などの問い合わせ窓口は?
  • 本社の営業部がお話をお伺いいたします。詳細は下記のメール、FAX、お電話でお気軽にお問い合わせください。

トタニ製袋機についてのお問い合わせ・ご相談

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