- 製袋機は写真で見ると全長の長い機械ですが、こんな長い機械で薄い材料フィルムを高速で送れるのはなぜ?
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トタニの製袋機は全てサーボモーターによるフィルム送りというしくみで、正確にフィルムを送ることができます。また、フィルムを送る毎に自動的にテンションコントロールも行っています。トタニ独自開発のサーボモーター制御技術とテンションコントロール技術をミックスして、全長の長い機械でも正確にフィルムをコントロールできるのです。
- ホームページやカタログに「3サーボ」といった記述がありますが、サーボとは何でしょう?
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サーボは「サーボモーター」の略です。サーボモーターが普通のモーターと違うのは、モー ターの回転速度が単に速いか遅いかというだけでなく、1回転する間に自由に回転速度に変化を付けることも可能だという点にあります。一言でいえば、コンピューターの指示でその通りに回転速度を可変できる頭脳を持ったモーターです。
- 「3サーボ」とは何と何を制御しているものですか?
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例えば三方シールの製袋機では、1台をヒーターの上下運動コントロール用に、2台をフィルムを送るゴムローラーなどを厳密にコントロールすることに使い、精度の高い袋を加工しています。
- 「3サーボ」と「4サーボ」の違い、メリットはどこにありますか?
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例えば三方シール製袋機の場合、標準機では3サーボですが、標準機にオプションでチャック装置などを装備すると機械の全長が長くなります。当然フィルムは伸び縮みしますから、長い距離を何も制御しないまま送っていくと、フィルムの蛇行などの問題を発生させる要因になります。そこでフィルムをグリップして送るゴムローラーを増設して、ゴムローラー間のフィルムのテンション(張り)を自動でコントロールします。そのゴムローラーの駆動にサーボモーターを増設し4サーボにしているのです。
- 「4サーボ」といったしくみは、他社の機械にはないトタニ独自のしくみでしょうか?
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他社の製袋機では殆ど見かけません。4サーボ機があったとしても、特別仕様扱いのメーカーが多いようです。トタニでは標準オプションとして扱っていて、市場で多数の製袋機が稼動しています。トタニには「5サーボ」、「6サーボ」という機械もあります。
- シールの時間とフィルムを送る速度を別々に調整できる機種はありませんか?
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現在生産している製袋機のほとんどが、「シール時間のコントロール」と「フィルム送りコントロール」を個別に調整できます。シール時間のコントロールに、「待ち時間」という概念を持ち込んだのはトタニが初めてです。これはトタニの特許となっています。
- このサイトを見ると「シール待ち時間」や「シール時間設定機能」「パウダーブレーキ」など独自技術の制御システムがあるようですが…
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- コントロールパネルではどのような設定や運転中の監視・情報管理ができますか?
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シール時間設定、フィルム送り加速度、待ち時間、温度設定等が基本項目です。断線警報やサーボモーター異常など、 基本的なトラブル項目は画面上に内容を表示して、警報を発するようになっています。
- 製袋機独自のいろいろな設定はどの程度自動化されているのでしょうか?
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過去に一度使った設定画面は、パソコンに保管しておけば何回でも引き出して使用できます。使用頻度が少なければプリントアウトしておく事も可能です。さらに複数の製袋機を一括管理したい場合は、別に1台のパソコンを用意すれば、オンラインで複数の製袋機の設定が行え、一元管理する事ができるオプションも用意しています。
- 高速製袋と記述がありますが、トタニの製袋機の袋がつくれる速さを教えてください。
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