Monozukuriトタニの「モノづくり」

Construction of the machineトタニ製袋機のしくみ=独自技術を知る

オプション/その他

トムソン押切装置

トムソン押切装置」で変形袋製品化の課題を一気に解決。変形袋の急なデザイン変更にも短期間・ローコストで対応が可能。
変形袋用トムソン押切装置」(対応機種:BH・CTシリーズ)

概要と特徴

いまやプラスチックフィルム袋のマーケットニーズは変形袋が主流。しかし「変形デザインの袋は加工にコストがかかるのでは…」という懸念から変形袋への対応・製品化をあきらめていませんか? トタニ独自の「変形袋用トムソン押切装置」なら販売促進に有効な変形袋を低コスト・短期間で造れる環境を提供いたします。

ここがすごい!「変形袋用トムソン押切装置」の独創性(1)

トタニの「変形袋用トムソン押切装置」の特徴・メリットとは。

「トムソン刃」による押切加工のメリット

「トムソン刃」による押切加工は、加工箇所ごとに微調整をするといった煩雑な機械の調整にかかる時間ロスがありません。調整後のテストで消費される原材料のロスも最小限に抑えることができます。さらに変形袋の急なデザイン変更にも「短期間・ローコスト」で対応が可能です。

トタニ独自の超精密制御技術

トタニ独自の超精密制御技術が、サーボ駆動のトムソン押切装置を実現。これにより、

  • トムソン刃と駆動機構の距離が短縮され、微妙なトムソン刃の調整が行いやすい。
  • トムソン刃と下台の材質の最適化のほか、押切制御の高精度化により、トムソン刃の耐久性が飛躍的に向上。
  • 駆動機構のコンパクト化を図り、押切加工速度の高速化を実現(*200ショット/分×2列=400袋/分)。

というメリットをもたらしています。

インライン・一括押切加工に対応

袋の角を丸める「角丸加工」や袋の開け口をつくる「ノッチ加工」、袋の全周をさまざまな形に切り抜く「変形形抜き加工」などの複雑な変形袋を、インライン(製袋機と直結)してトムソン刃で一括押し切り加工する「インライン・一括押切加工」に対応しています。

機械全体の剛性アップ

トタニのトムソン押切装置の基礎を支えるのが機械全体の高い剛性。複数の押切システムのユニットを別々に設置するのではなく、非常に剛性の高いフレームで一体化し、トムソン刃で押切る際の力を強靭な土台で受けるようにすることで、押切加工精度が向上し、調整のやりやすさとあいまってフィルムロスの低減にも貢献しています。

安全性向上のためにフルカバーを採用

より高い安全性の向上を目指し、押切機構だけでなく不良袋分離コンベアもフルカバー仕様にするなど、操作性を損ねることなく高い安全性を実現しています。
また、押切装置と不良袋分離コンベア、排出コンベア等を一体化。さらにキャスターを装備するなどの改良により、現場での移動・設置・調整の時間を短縮していただける仕様となっています。

ここがすごい!「変形袋用トムソン押切装置」の独創性(2)

トタニ独自の超精密制御技術がトムソン刃の耐久性を大幅にアップ。

袋を押し切るトムソンの刃は、刃を受け止めるベースプレート(下台)にわずか数ミクロン(1ミクロン=1/1000ミリ)しか接触しません。例えるならば、「料理の達人の包丁使い」と「素人の包丁使い」の差と言えるでしょう。達人はキャベツの葉1枚を千切りにするときでも、確実に葉1枚を切りながら決して木のまな板を傷つけることなく、しかも静かに軽快な音で包丁をさばいていきます。
トタニの超精密制御はこの「料理の達人の包丁使い」と同じ。袋の全周を一度に、優しく静かに変形デザインに忠実に押し切っていきます。これにより、刃の消耗を極限まで押さえ、ベースプレートを傷つけることも極めて少なくなりました。今まで耐久性に疑問を持たれていたトムソン刃を使っても刃を痛めることが非常に少なく、耐久性を大幅にアップさせることに成功した秘密がここにあります。
この超精密制御技術を実現するには、トムソン刃が上下する動きを制御する技術だけではなくベースプレート(下台)の加工精度をはじめ、機械全体の高い加工精度が不可欠です。トタニは精密機械加工のノウハウだけでなく、電子制御やセンシング技術のノウハウなどを活かし、総合的な技術力でトムソン刃の耐久性大幅アップを実現しました。トムソン刃の高さはミクロン単位で調整が可能ですから、刃の消耗に合わせて極めて微妙な調整も可能としています。

ここがすごい!「変形袋用トムソン押切装置」の独創性(3)

変化の早いマーケット・ニーズにも柔軟に対応。変形形状の変更・修正にもすばやい対応が可能に。

トタニの「変形袋用トムソン押切装置」の場合、袋のデザイン・形状変更があればトムソン刃の形を変えるだけ。刃の製造期間も*2~3日程度。コストも旧来方式の*約1/100程度で済みます。形やデザインだけでなく、レトルト食品などに使われる「三方シールタイプ」の袋から、密閉チャックの付いた自立する「チャックシールつきスタンドパック」まで、対応できる袋のバリエーションが豊富なことも特徴です。
さらに、例えば「角丸加工」「ノッチ加工」「変形形抜き加工」といった3種類の加工をする場合でも、1台の製袋機上で袋の全周を一括で押し切り加工する「インライン・一括押切加工」ですから、調整も1か所で済みます。短時間で調整が可能で、運用中の位置決めの精度も高いために頻繁に調整する必要がなく、調整に伴うテスト時間のロスも短縮できます。原材料フィルムの伸びやズレによる不良品も出にくく、形状が一定した美しい仕上がりをお約束します。
*「ダイセット方式」との比較で、加工形状により異なります。

※外観、仕様、価格などの記載内容は予告なく変更する場合がありますので、予めご了承下さい。

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