Monozukuriトタニの「モノづくり」

Construction of the machineトタニ製袋機のしくみ=独自技術を知る

シールと冷却部

ヒートパイプ

シールの品質を左右する重要なヒーター。BH-60D系列の製袋機では「ヒートパイプ」を標準装備。

概要と特徴

熱でフィルムを溶かして溶着(シール)し、袋を造る製袋機にとって、そのシールの品質を左右する重要な機構がヒーターです。トタニの製袋機は、このヒーター部分に「ヒートパイプ」を採用しています(標準仕様)。

他社の製袋機では、アルミでできたヒーターブロックの中に電熱線ヒーターを入れて温度を上げていますが、トタニの製袋機では、電熱線ヒーターに沿うように作動液の入った「ヒートパイプ」が設置されています(図参照)。

ヒートパイプ

この作動液がヒーターの熱を受け、ヒーター基部に熱を運んで、ヒーターブロックの温度を上げています。一般的な電熱線ヒーターとどこが違うかといえば、まずヒーターの表面温度が均一になり安定すること。もうひとつは、フィルムをシールしてヒーターの表面温度が下がった場合でも、一般的な電熱線のヒーターに比べて早く温度が回復する (*1) ことにあります。

こうした特性は特に製袋機の高速化を図る場合には重要で、高速製袋機には欠かせない装備であり、シール強度や仕上げの美しさに大きく貢献しています。

(*1) これを「温度勾配が急である」ともいい、奪われた熱を補う熱の供給率が高いことを示しています。

※外観、仕様、価格などの記載内容は予告なく変更する場合がありますので、予めご了承下さい。

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