よくあるご質問

よくあるご質問

モノづくり【基本編②】

トタニの製袋機・特徴を知る~基本のしくみ~

  • 1製袋機は写真で見ると全長の長い機械ですが、なぜ長いのでしょうか?
  • 1
    製袋機はまずロール状のフィルム(原反)を引き出し、加工し、最後にカットして1枚の袋にするまではフィルムはつながったままです。どのような袋形状にするかにもよりますが、フィルムを引き出した後、曲げたり中央を切ったりしながら、縦方向や横方向にシールをしていきます。製袋機のスピードアップによる生産性の向上を図るために、そのシールには多くの時間をとれません。そこで1本のシール線を複数回シールをすることで対応していますが、そのためにはヒーター間のスペースを確保することが必要となのです。それゆえ機械の全長は長くなります。また、付加価値の高い袋を造るには様々なオプショ ン装置も必要ですので、そのスペースも必要となります。
  • 2袋をつくる基本的な工程を知りたいのですが?
  • 2
    三方シール製袋の場合でご説明すると、ロール状のフィルムを引き出して、フィルムの中央を正確に切断して2枚に分けた後、上下方向に一旦分離し、再度2枚を上下か合わせます。さらに「ダンサー」という装置にフィルムを通して、連続で送り出されていたフィルムの流れを、間欠的なフィルムの流れに変換します。間欠的な動きになりフィルムが「一瞬止まっている間」に、まずフィルム流れ方向に平行したシール面を、熱したシールバーでプレスしてシールします。
    次の間欠送りでシール部をプレス冷却し、さらに、フィルム流れと直角方向のシール面も同様にシールしていきます。普通の三方シール製袋でも最低2回のシールが必要で、レトルト袋や詰め替え洗剤などの場合は、3~4回のシールを行います。高速運転時は冷却も1回ではなく2回行う事が一般的となっています。最後に印刷位置を検知して、求められる袋の寸法に正確に1枚ずつカットし、袋が完成するのです。
  • 3材料になるフィルムは、まずおおむねつくりたい袋の大きさにしてから、シールなどの加工がされるのですか?
  • 3
    基本的にはそうです。三方シールの場合でいうと、一列取りの場合は(袋寸法×2)+αの幅で、多列取りの場合は(袋寸法×2)×列数+αの幅で、センタープレスの袋では、全て一列取りですので(袋幅+シール幅)×2+αの幅であらかじめカットすることになります。
  • 4「横ヒーター」というヒーターが2~3か所あるように見えるのですが、1か所ではだめなのでしょうか?
  • 4
    基本的には1回のシールで熱溶着できますが、シールに必要な時間があまりにも長くなってしまいます。生産スピードを高め、効率よく製袋するには、複数回のシールをする事が合理的で一般的です。
  • 5カタログを見ると「冷却器」があるようですが、どこを冷やすのでしょうか?またなぜ冷やす必要があるのですか?
  • 5
    ラミネートフィルムの製袋機では、基本的なシール方式は熱プレスシールです。フィルムの上や下から高圧で熱プレスし溶着を行うため、シール面やシール端に熱による縮みやシワが発生します。そこで、シール幅よりも幅の広い冷却板で圧力をかけて冷却することで、袋の平面性を改善しているのです。こうすることで、中身を詰める充填工程でのトラブルを防止できます。
  • 6お茶のパッケージなどには袋の横に「マチ」が付いていますが、あれも製袋機で付けるのですか?
  • 6
    そうです。「マチ」部分に見られるシールを「柱シール」と呼びますが、飾りではありません。柱シールをする事で、中身を入れた時に軟質なフィルム袋のコーナーに柱を付けたような、しっかりした感じになります。

モノづくり【基本編(2)】

お問い合わせ

製袋機についての詳細、対応機種、対応寸法、使える素材、個別の仕様・設定変更、見学など、 製品についてのご質問、ご相談、疑問は下記フォームにてお気軽にお問い合わせください。

メール以外にも電話やFAXでも受け付けております。お気軽にお問い合わせください。

  • 075-933-7610(代)
  • 075-933-7602
このページのトップへ